2015年01月16日 |
三協立山は大型の企業買収を相次ぎ発表した。いずれも、海外での非建材事業に関連する。買収により、海外売上比率は1割以上に引き上げられる見通しだ。
2015年5月期第2四半期決算発表会に出席した山下清胤社長は「買収案件があれば検討するが、想定していた機能は揃ってきた」と説明。今後は、買収した事業に技術力を注入して質を高め、シナジー強化を図るとともに、売上高の7割を占める建材事業の拡大につなげる。
同社は14年に、リョーサンのヒートシンク事業(国内とタイ・中国の海外事業を含む、売上高は約48億円)、アメリカのアレリス社のアルミニウム押出事業(ドイツ、ベルギー、中国に生産拠点、同約390億円)のM&Aを実施。相次ぐM&Aで、非建材事業の海外展開を強化している。