2024年04月17日 |
YKKAP(東京都千代田区、魚津彰社長)は4日、京都大学との共同検証で木造戸建住宅外壁への軽量なアルミ外装材・鋼板外装材の採用が地震時の倒壊リスクを軽減させる効果があることを実証したと発表した。また、新築住宅向けの提案強化を目的に倒壊リスクに加え火災リスク対策も訴求ポイントとすることを狙い、同社のアルミ外装材「アルカベール」(発売1988年)と鋼板外装材「アイアンベール」(同2000年)の全意匠でこのほど防火構造認定を取得。4日付で認定の運用と製品の受注を始めた。軽量な外装材の採用は地震時における構造材の損傷抑止の観点から、既存住宅の躯体の断熱性能を向上させる外張断熱工法でも、既存外壁の上に施工した断熱材を覆う新たな外壁材の要件に求められている。YKKAPは今後、新築・既存の双方の戸建住宅に対する倒壊リスク・火災リスク軽減に寄与する製品として「アルカベール」と「アイアンベール」の訴求を強める方針だ。