LIXIL、今期の価格改定を複数回に=コストアップ分をタイムリーに反映

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は4月スタートの今期、日本国内で販売する製品に関して期中に実施する価格改定の回数について、従来1回としてきたあり方を改め複数回とする。

この方針により昨年12月7日に発表した4月1日以降受注分から実施している値上げとは別に、一部の製品で10月以降、販売価格の引き上げを行う予定だ。

期中に行う価格改定回数を複数回とする変更は、4月28日に行った2022年3月期決算説明会の中で瀬戸社長が明らかにした。

目的は、22年3月期業績でクローズアップした事業利益(国際会計基準、日本基準では営業利益)を毀損する3大要因、(1)原材料費の上昇(2)物流費の上昇(2)サプライチェーン寸断の対策費――の影響を緩和するためで、これらのコストアップ分のうち企業努力では吸収できない支出を、よりタイムリーに販売価格に転嫁できる態勢を取ることで、各セグメントの事業利益安定化と、期中に生じた外的要因による減損分を次期に引きずらないようにすることが狙いとみられる。

2022年05月10日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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