一般社団法人太陽光発電協会(片山幹雄代表理事)は2011年(1~12月)の太陽電池セル・モジュール総出荷量の調査結果をまとめた。調査対象は34社。
11年の総出荷量は275万8881キロワット(2・75ギガワット)で、前年と比べて13・2%増加した。国内総出荷量が堅調に推移したのに対して、円高や欧州の景気低迷の影響で、欧州は約15%の減少。その他地域への輸出量は倍増したものの、海外全体としては前年並みとなった。輸出構成比は53・0%で、前年と比べて6・3ポイントダウンした。
総出荷量のうち、国内総出荷分は129万6072キロワット(1・29ギガワット)で初めて1ギガワットを超えた。輸入後出荷したものは26万2536キロワット(0・26ギガワット)。総出荷量に占める割合は1割未満だが、対前年比約2倍と大幅な伸びとなっており、海外産の太陽電池セルの台頭が目立つ。国内出荷の用途別内訳は、個人住宅用が110万3292キロワットで非住宅用が14万4317キロワット。国内出荷のほとんどが個人住宅向けとなっている。
2012年2月23日付け6面から記事の一部を抜粋
この記事の続きは本紙でご確認ください 【購読申込】