2025年07月31日 |

プレハブ建築協会(東京都千代田区、芳井敬一会長)は23日、設置完了型応急仮設住宅の試作棟を報道関係者に公開した。
同協会会員企業の工場で、鉄骨のフレームに水回り設備や内装建材などを取り付け、低床トラックで被災地に搬送。クレーンを使って1日で現場据付完了を目指した。
2024年1月1日に発生した能登半島地震では、同月8日に石川県から建設要請があったものの、交通網の寸断や宿泊施設不足などによって引渡しまでに3週間超がかかった。
設置完了型はスピード重視で「要請から引渡しまで約18日以内」を想定。被災地の初期対応を強化する。