オウチーノ総研(オウチーノ、東京都港区、井端純一代表)は16日、首都圏在住の子どもがいる20~45歳の既婚男女700人が回答した、育児ストレスに関するアンケート調査の結果を公表した。それによると「『育児ストレス』を感じたことがあるか」との設問への回答として、全回答者の71・8%が「頻繁にある」と「時々ある」を選び、大多数が育児ストレスを感じていることがわかった。同設問への回答傾向を男女別にみると、女性84・0%、男性59・5%と大きな開きが出る結果となり、育児負担が主に女性に偏っている実態が浮き彫りにされた。
また、「育児ストレスの対処法は何か」との問いに提示されている回答の中からあてはまる項目を選ぶ設問(複数回答)では、男性の高回答率項目が順に(1)夫婦でコミュニケーションを取る32・7%(2)睡眠をとる22・9%(3)一人の時間をつくる18・5%–であったのに対し、女性では(1)睡眠をとる29・8%(2)ママ友と話す・相談する24・5%(3)おいしいものを食べる23・3%–となり、「睡眠をとる」以外の望ましい対処法が、男女で異なる傾向にあることが示される結果となった。