住友林業は、「2国間オフセット・クレジット制度(BOCM)の実現可能性調査事業」の委託先に、引き続き採択されたと発表した。環境省が、公益財団法人「地球環境センター」に委託して行う事業。同社は、ベトナム北西地域での森林管理活動を通じた森林保全と、木材産業残材に基づくバイオマス発電に関するBOCMの実現可能性を調査するもので、昨年に続く採択となる。
調査は、同国北西地域の森林減少・劣化への対策として、天然林の再生・保全、焼畑農業に替わる定置型農業支援、木材加工産業とバイオマス発電の実施を検討する。また、焼畑による既存天然林の減少を抑制し、植林及び持続的な森林管理により、森林の炭素備蓄量が増加する効果を定量化。BOCMにおける排出権の創出を目指す。
2012年7月5日付け2面から記事の一部を抜粋
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