
KNDコーポレーション(埼玉県戸田市、神田充社長)は2025年4月、インドネシアからの技能実習生の受け入れを開始した。
同社はこれまでミャンマーおよびバングラデシュからの技能実習生を採用してきたが、21年2月にはミャンマーでクーデターが発生したことや、バングラデシュでは昨年8月の反政府運動以降は政情が不安定な中、同社では新たな受け入れ先を模索していた。
現在、同社としてインドネシアからの実習生を14人採用。入国後法定講習後の任意訓練を同社の加須トレーニングセンター(埼玉県加須市)で恒常的に実施できるようにしたこともあって、年内にも完成予定のインドネシアの訓練センターと合わせて取引先の企業にも提案していく考えだ。
同社はこれまで160社に上る取引企業(建設事業者)に対して、建築現場における施工者をはじめ、エンジニアなど約800人の採用に携わってきた。
2017年からはミャンマーのヤンゴン市で木造戸建住宅の建築現場を再現したトレーニングセンターを運営。日本からプレカット材を持ち込むことで、建て方や内装工事(主にボード施工)について1ヵ月程度の事前訓練の実施および建築現場で使用される建築用語についての学習などを行ってきた。