2017年07月20日 |

大和ハウス工業はこの研究結果を踏まえて、4月29日から鉄骨戸建て「xevoΣ」に天井高2800ミリ提案を追加するとともに、建具などを見直して高い天井高を体感できる空間提案を用意した。
15年4月に発売した「xevoΣ」では天井高2720ミリの採用率が「発売後2年目までは58%に留まっていたが、認知度が高まって直近では75%の採用率になった」(有吉善則上席執行役員)。
一方、積水ハウスの「スローリビング」でも高い天井高を採用している。友人を招くなどライフスタイルが変化し、開放感がリビングに求められることに対応した。同社の総合住宅研究所では、天井が2500ミリから5千ミリに可変する実験装置で天井高による開放感について研究。4月に刷新した「イズ・シリーズ」は、新構法による大空間・大開口で「スローリビング」提案を強化している。
総合住宅研究所は、住宅の快適性について、疲労回復から病気予防、健康寿命の延伸につながる可能性があるテーマとして研究を進めている。
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