中古住宅の売買前にリフォームを実施した物件の約4分の3で価値が向上――。国土交通省がまとめた「平成22年度既存住宅流通活性化事業」の事業者アンケート結果によると、中古住宅の売買前にリフォームを実施した場合、リフォームを実施しなかった想定売買額より平均166万円上昇したとの結果となった。リフォーム部位は外壁の塗装・仕上げ工事、外構工事など見た目に関わる実施率が高い。また、価値が向上したと想定される物件数は、調査対象の73・7%だった。
昨年度に国土交通省の補助事業「既存住宅流通活性化事業」を利用した事業者にアンケートを実施。個人と宅建業者が売り主となる中古住宅売買において、売買前リフォーム876件について、リフォーム工事費用の平均額、実施効果、想定価値向上額を集計した。
2011年7月7日付け7面から記事の一部を抜粋