2009年11月20日 |
ヤマハは、投資ファンドを運営する日本産業パートナーズと同社の100%出資子会社のヤマハリビングテックの株式を譲渡するための交渉を開始した。譲渡時期は2010年3月末を想定し、譲渡株式数は過半数を予定した。譲渡価格は未定。同社は、ヤマハリビングテックの中長期的な事業拡大を実現するため、音・音楽関連事業を中心に展開するグループの枠組から切り離し経営の自由度を高め、市場対応力の強化を図る。交渉を進める日本産業パートナーズは、潜在的成長力のある事業を分社化する戦略的カーブアウトを中心とする事業再編支援を行う投資ファンドで、これまでにNECのレーザー加工機部門やSIIの電子部品・精密材料事業部門の戦略的カーブアウトを支援してきた。