三協立山2024年5月期決算、建材事業は販売数量減で減収=営業損益は値上げ効果で黒字化

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)の2024年5月期決算は前期比で売上高が4・7%減の3530億円、営業利益は42・6%増の38億円で減収増益だった。

最終損益は1月に発生した令和6年能登半島地震で生産拠点の建屋と設備が被災したことへ対応する修繕費と工場の操業停止に伴う損失を特別損失として20億円計上した影響で10億円の赤字。

減収は国内建材事業・海外国際事業などの製品販売数量の低下が主因で、増益は前々期に調達コストの一部転嫁を目的に始めた値上げがほぼ計画通りに浸透したことが理由。

建材事業の業績は売上高が2・6%減の1822億円、営業損益は約1億円の赤字から22億円の利益へ黒字転換した。

売上高減少は資材高により物件価格が上昇したことで生じた新設住宅着工戸数の減少の影響が反映したもので、主力事業で注文住宅市場をメーンターゲットとするエクステリア製品の販売は低迷を強いられた。

2024年07月23日付4面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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