大手住設・建材メーカー2022年3月期第1四半期決算、TOTOが過去最高に=リフォーム増加、国内利益は計画比71%増

住宅設備・建材メーカー大手の2022年3月期第1四半期決算が出始めた。7月30日にTOTO(福岡県北九州市、清田徳明社長)とLIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)が同期決算を発表。第1四半期として、TOTOは売上高・営業利益・経常利益・最終利益のすべてで過去最高を記録し、LIXILは事業利益(日本基準の「営業利益」に該当)と最終利益で過去最高を更新した。

TOTOは総売上高の約70%を日本国内が占め、さらに日本国内売上高の約70%を占めるリフォーム向けリモデル事業が、前年同期比で売上高25%増・営業利益50倍と大幅に伸びた。

LIXILは日本国内のリフォーム向け売上高が15%増で、国内売上高に占めるリフォーム売上高構成比が第1四半期として最高になった。

同期決算のTOTOの最終利益は9倍。両社のリフォーム向け販売好調の理由としては、コロナ禍でショールームの臨時閉鎖を余儀なくされた前第1四半期の反動増に、自宅時間の増加で〝自宅をより快適にするにはどうしたら良いか〟の関心がエンドユーザーの間で前第1四半期より高まり、その需要が自宅で日々使用する頻度の高い水回り製品を中心としたリフォーム購買の顕在化として、さらに上積みされた可能性も推測される。

2021年08月05日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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