2019年11月13日 |
TOTO(福岡県北九州市、喜多村円社長)の2020年3月期第2四半期連結決算は日本の好調さを海外の不振が打ち消し、営業利益は前年同期比4%減の174億円になった。
売上高は5%増の2963億円。日本住設事業は商品別実績がすべて増収増益となり、中でも「キッチン・洗面」は第2四半期初の黒字化を達成し通期でも初の黒字化を予想した。
海外住設事業は国別の売上高構成比が5割と1位の中国が現地通貨ベースで売上高1%増、営業利益35%減となったことを主要因に、海外事業トータルで売上高は2%減、営業利益は37%の大幅な減益になった。中国の減益は二線都市・三線都市で売上げを回復した半面、一線都市の市況停滞で中国全体として高級帯の販売構成比が下がり、利益率が低下したことが理由。
同社は第2四半期の結果と下期の事業環境を反映させ、10月31日付で通期連結業績予想を4月公表の当初計画から売上高は2%減の6070億円、営業利益は13%減の390億円へ下方修正した。