![國井社長](https://i0.wp.com/www.housenews.jp/housenews/wp-content/uploads/2020/02/20020701.jpg?fit=480%2C534&ssl=1)
ノーリツ(兵庫県神戸市)の國井総一郎社長は7日に帝国ホテル大阪で行った「2020年度関西ノバノ会総会 ノーリツ方針発表会」の中で、昨年11月27日に適時開示情報「国内事業の構造改革の実施及び2020年12月期における特別損失計上見込みに関するお知らせ」を公表した背景について、「当社の給湯器(事業)が止まると2千万世帯が困る。この給湯器事業を続けていく使命がある。バス・キッチンの事業を続けていくと10年後、20年後にはそれができなくなる。次の世代につなげるため事業撤退と希望退職を募った」と説明した。
方針発表会における國井社長の発言の概要は次の通り。(カッコ内は住宅産業新聞による意味の補足)
昨年の11月27日に(適時開示情報を)発表し社の内外に激震が走った。自分が行くところ行くところで、さまざまなご意見、苦情、ごく一部の激励をいただいた。しばらくそのような状況が続くと思っている。10年後、2030年に振り返ってみたとき、今年はノーリツが変わった年としたい。
国内事業の状況を10年スパンで振り返ってみたい。(投影資料を示しながら)売上げと営業利益は右肩下がりで過去の延長線上に未来はない、今の事業構造ではダメだということが言える。