2016年03月31日 |
住宅設備・建材メーカーが既存住宅向けの商品開発を本格化させている。2月にパナソニック・エコソリューションズ社がリフォーム特化型の内装建材「リフォムス」の発売を、LIXILが既存住宅対応を強化したシステムバス「新スパージュ」の発売を、それぞれ発表。同月下旬にはタカラスタンダードが既存マンション対応を強めたシステムキッチン「リフィット」を発売した。ジャンルが違うこれらの商品に共通しているのは、サイズのダウンと調整力の強化だ。築20年前後のリフォーム適齢期を迎えた物件は戸建て・マンションとも、モジュールが現在販売されている新築住宅より小さい場合が多い。既存分野で売上を本気で伸ばすには築年数の経った住宅のモジュール・状況に対応できる、専用商品の投入が不可欠との判断による。3製品の開発の背景を取材した。