日本金属サイディング工業会(金田直治会長)は、2011年度の金属サイディングの出荷量をまとめた。
11年度の出荷量は1460万7千平方メートル(前年比12・3%増)となり、2年連続で増加した。施工性や耐震性などの金属サイディングの特徴が被災地を中心に再評価され、4年ぶりに1400万平方メートルを上回った。同工業会は「震災復興で被災地を中心に金属サイディングが多く採用された結果、ユーザーへの製品認知が進んだ。今年度もこの勢いを継続させたい」と、シェア拡大に力を入れる。
金属サイディングは、芯材に硬質プラスチックフォームなどの熱伝導率の低い素材を使用しており、外壁材で高い断熱性能を発揮する。表面の金属板は、外壁材に湿気が入り込み凍結と融解を繰り返すことによる基材の劣化を防ぐ。これらの特徴から、寒冷地で多く採用されている。
2012年5月3日付け6面から記事の一部を抜粋
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