米ボラックス社は3月、(社)日本木材保存協会に対して、同協会の木材防腐・防蟻剤の表面処理用薬剤認定の取得を目的に、自社のホウ酸塩系木材保存剤「ティンボア」の審査を依頼する。
住宅性能表示制度の劣化対策等級3等級を取得する際、事実上、同協会の認定薬剤の使用が有利であることが理由。劣化対策等級3等級が要件となっている、長期優良住宅(戸建)の認定基準及びフラット35Sの技術基準への対応を可能とすることでティンボアの普及を狙う。
この動きと並行しNPOホウ素系木材保存剤普及協会は、合成殺虫剤系表面処理剤と比べホウ素系木材保存剤は安全性の確認が十分とのアピールで、カンザイシロアリ対策として既存住宅の屋内使用需要を開拓する。
2011年1月1日付け10面から抜粋