
大建工業(大阪市北区、億田正則社長)の億田社長は12日、一部の専門紙・誌による合同取材の中で26日に控えていた創立80周年と「DAIKEN」への社名変更、および、来年度開始の次期長期ビジョン「TryAngle2035」などについて説明した。億田社長の説明・質疑応答の発言と生産コストに関する住宅産業新聞の質問への回答の概要は次の通り。
社名がDAIKENになる。事業環境が大きく変わり、人の価値観も変わってきている。「工業」という、もの作りそのものの表現を外し、モノの提供からコトの提案に転換していく。
今年度は現長期ビジョン「GP(グロウプラン)25」の最終年度だ。GP25はポートフォリオの再構築として、国内におけるリフォーム・リノベーションおよび公共・商業建築事業と、海外事業のウェイトを高める展開を行っている。
社名変更は、次期長期ビジョン「TryAngle2035」で国内のそれらの取り組みを加速させると同時に、(「工業」との表現に馴染みが薄い)海外の顧客に「DAIKEN」として接し海外シフトをより強めるという、決意表明と理解いただきたい。