
LIXILは1日、リフォーム需要創造プロジェクト『リクシルPATTOリフォーム大作戦』を始めた。リフォームの市場規模が関係者の予想ほど拡大していないのは、エンドユーザーがリフォームのリピーターとなったり高額リフォームを行う入口となる、短工期・低額の小口リフォームへの事業者対応が不十分であることが原因と判断。その対策として同プロジェクトでは、施工期間1日・材工一式で50万円前後以下に特化したリフォーム商品に絞った提供を行うと同時に、ユーザーがリフォームをためらう要因の解消として、(1)エンドユーザーが支払うリフォーム商品の材工一式価格である「商品代+施工費」の実勢価格の目安をWEBで明示(2)詳細見積り対応を3日以内に提示――などの具体策を盛り込んだ。大手住設メーカーが自社の扱うリフォーム商品に関して、エンドユーザー段階の材工一式の実勢価格の目安を、Webで明示するのは初めて。同プロジェクトの工事は新設の認定店組織『リクシルPATTOリフォームサービスショップ』が行う。当面の扱い商品は内窓『インプラス』とカバー工法のリフォーム専用玄関ドア『リシェント』で、ラインアップは今後、1日・50万円前後以下を切り口に水回り・エクステリアなどにも拡げる方針だ。