ドローンが行う手作業の工事へ、建築研究所と東京理科大学、西武建設の共同研究=現状の需要対応と並行で開発

ドローンにカメラやドリルを搭載し、マンションなど建築物診断調査などへの応用を研究・開発してきた建築研究所の宮内博之上席研究員が、今度は人間の手動きを再現するような「ソフトハンド」をドローンと組み合わせたコンセプト機を開発した。

ソフトハンドは、従来のロボットが重い資材の組み立てなど堅固さをイメージさせる作業向けであるのに対し、人の動きに近い柔軟性の再現を狙うようなロボット、ソフトロボティクスを応用し、手に特化して製作している。素材や構造も柔軟性を重視している。

というのも、建築工事などに用いられる工具は、おおよそ人間工学に基づいているため、工具を用いて人間の代わりの作業を行うには、人間の手の代わりとなる必要があることが前提となる。

すでにソフトハンドを搭載したドローンの動作が始まっている。今後、建築物の維持管理の省力化に向け、研究を進める。何かの工事に特化するのではなく、将来は人が行っているあらゆる工事をドローンを使ってできるようになるかもしれない。

2023年12月19日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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