2021年12月03日 |
11月24~26日に行われた国際ドローン展。日本建築ドローン協会の宮内博之副会長による「建築物点検調査の動向と社会実装」のセミナー会場入口に当日の席を求めて長い列ができた。予約は満席で、関心の高さが伺われる。
ドローンの建築分野での応用は、農業や土木に比べて遅れていたが、高層マンション、住宅などを想定した外壁・屋根検査へのドローンの検証・実装の取り組みが進み始めた。
今、多くの注目を集めているのは、マイクロドローンによる狭所・暗所の点検。人が入ることが困難または不可能な建築物内部を小さなドローンが点検する。ドローンによる狭所検査は、人が行うよりも時間を短縮できるなどの効果があることがわかり、期待がかかる。
一方、課題も見えてきた。現場で実際に使用できるようにすることを目的とする建築研究所、日本建築ドローン協会などが課題解決に向けた検証を行っている。