2015年02月05日 |
大和ハウス工業は4日、初の水力発電事業に参入することを発表した。同社は、東芝の子会社であるシグマパワーホールディングスと坂本土木との合弁で、水力発電事業会社であるDTS飛騨水力発電を2014年12月22日に設立。水力発電事業に参入することで、電力小売事業の拡大を目指す。
同事業は、岐阜県飛騨市宮川において発電出力2MWの水力発電所を、15年4月より建設する予定で、17年11月からの売電開始を見込んでいる。年間予定発電量は1万2060MWhで、再生可能エネルギー固定買取制度を活用し、発電した全電力を20年間、同社が新電力として全量買取。それを電力小売事業の電力として法人企業に販売する。同社は、水力発電を再生可能エネルギーの中でも安定した発電電力量を期待できるものと判断し、同事業に取り組むこととした。