三井ホームの5階建ての木造賃貸マンション「モクシオン・イナギ」、分類要件改定で木造でも「マンション」

三井ホーム(東京都新宿区、池田明社長)が東京都稲城市で建設した5階建ての木造賃貸マンション「モクシオン・イナギ」が竣工した。

周辺相場よりも高い家賃設定にもかかわらず、わずか8日間の見学会で約9割の部屋の借り手が決まったという。

同社が建設とともに力を入れていたのが木造建築物の『地位向上』。これまで木造の共同住宅は、どれほど高品質・高性能でも「アパート」に分類されてしまい、「マンション」と比べて『安っぽい、入居者が集めにくい』などのイメージがつきまとっていた。

そこで同社は、業界団体や大手不動産ポータルサイトなどと共同で、不動産取引のガイドラインを改定。6日から一定の条件を満たす木造共同住宅は、「マンション」で入居者を募集できるようにした。中大規模木造建築の普及速度が加速する。

2021年12月16日付1面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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