【夏季特集】大和ハウス工業、在宅時間の長期化で「家事シェア」提案に手応え=「名もなき家事」をなくすプラン・アイテムで

新型コロナウイルスによる外出自粛は、家族揃って家で過ごす時間を長くした。その結果、住まいや暮らしについて話し合う機会が増えたのではないだろうか。

大和ハウス工業(大阪市北区、芳井敬一社長)は、家事を分担するのではなく、家事をまるごと家族全員で「シェア」することで、家事負担を軽減するための間取りの工夫や収納アイテムなどを盛り込んだ戸建住宅「家事シェアハウス」を2017年から提案している。家事を自分事として認識し、積極的に取り組めるための空間提案だ。

同提案は、子育て世帯を中心に高評価を獲得。21年4月には、同社初となる全27区画・全住戸で家事シェアコンセプトを導入した家事シェアタウン「セキュレア武蔵府中ひかりテラス」の分譲販売を開始した。すでに4棟が契約済みで1棟が商談中という売れ行きだ。同分譲地から約5キロほど離れた別の分譲地と比べても「好調」(同社多摩住宅営業所長)という。

家事シェアのポイントは、(1)細かな家事も含めてまるごと家族でシェアする(2)情報とルールを共有し、どの家事を誰でもできるようにする(3)誰かがやる、ではなく自分でするという「家事=家族事」の意識を醸成し、協力し合う――の3点。このポイントを達成するために、家事シェア動線と7種類の収納アイテムを提案している。このうち3種類のアイテムを採用した住宅を、同社では「家事シェアハウス」と呼んでいる。

2021年07月08日付4面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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