YKKAP(東京都千代田区、堀秀充社長)は24日、埼玉県上尾市にエクステリア施工技術の研修所「DO SPACE上尾」(以下、SPACE上尾)を開設した。
利用対象者は同社のエクステリア製品の取り付け業務に従事する施工事業者で、施設の本格運用開始は4月、研修への参加は有償。建設業界全体で進む技能労働者(職人)の減少およびその高齢化と、新たに職人になる若年の施工事業者への対策として、同社のエクステリア製品に関する現場施工技術の普及と、今後の省施工エクステリア製品の開発につなげることが目的。
堀社長は同日行ったSPACE上尾オープニングセレモニー前の記者会見で、「職人の方が不足してきている。今までは商品開発がメーンだったが、(職人不足の進展下で)商品として成り立たせるには〝施工〟という最終部分の品質が欠かせない」などと話し、2024年度にエクステリア事業の売上高で18年度比70%増を目指す同社として、今後エクステリア製品の販売を増やすにあたっては、製品の施工に携わる職人の技術育成の強化が欠かせないとの認識を示した。