2019年11月19日 |

東京・渋谷から、高速バスで約90分――。千葉県木更津市の山間部に、農業や酪農、食事などを通じて循環型社会が体感できる複合施設「クルックフィールズ」が2日にオープンした。
同施設の中核となる4棟の建物を施工したのが住友林業(東京都千代田区、市川晃社長)だ。
再生可能でCO2を吸収・固定する木を生かした建物は、循環型社会の形成を目指すクルックフィールズの理念にも合致する。同社は、これらの実績を積み上げ、非住宅領域での木造・木質化に弾みをつけたい考えだ。
同社が施工した建物は、(1)ダイニング・ベーカリー(木造2階建て)(2)シフォン(木造平屋建て)(3)シャルキュトリー(鉄骨造平屋建て)(4)センターハウス(木造平屋建て)――の計4棟。
ダイニング・ベーカリーとシフォン、シャルキュトリーの3棟は、フジワラテッペイアーキテクツラボが設計し、センターハウスはSIGMA DESIGNERSが設計を担当した。