2019年01月11日 |
わが国ではこれから、人口減少による急速な少子高齢化の進展が現実のものとなっていく。
その影響による住宅着工戸数の減少、空き家の増加、大工・職人の高齢化や人材不足などが深刻化するといわれている。そういった状況下にあって地域の工務店は何に商機を見出せばよいのだろうか。
主に地域工務店に対して経営戦略を支援するゴールウェイコンサルティングの後藤俊二社長は、工務店が生き残るための1つの手段として、「経営の多角化」があり、それを推進する場合、「現在の事業がしっかりと核になっていることが重要だ」と指摘する。
そのうえで、(1)現在展開している商品をこれまでと異なるターゲットに展開する(2)同じターゲットに違う商品もしくは付随した商品を売る――という視点が必要だとし、「本業との相乗効果が出せるかどうかが重要」と語っている。