2009年05月27日 |
東京、千葉、埼玉を中心とする首都圏の戸建て分譲在庫の調整が、ほぼ完了したもようだ。
同エリアの戸建て分譲在庫は、消費マインドと実売価格とのギャップを主な理由に2007年の夏場以降上昇を始め、08年末には過去最高水準に膨らんでいた。しかし、危機感を募らせた住宅供給側が処理を加速。用地仕入れ抑制による新規物件の供給減や年度末の季節要因も重なり、「3月末時点で、ほぼ適正水準の範囲」(関係者)となった。
過剰在庫処理に一定の成果が出たことで、同エリアにおける戸建て分譲市況の下落要素の一つが、取り除かれたといえる。