2017年08月31日 |
一般社団法人ペットフード協会(東京都千代田区、石山恒会長)が毎年発表している「全国犬猫飼育実態調査」よると、2016年の犬の飼育頭数は987万8千頭、飼育世帯数は790万2千世帯だった。これは7世帯に1世帯が犬を飼育している計算という。特に子育てが一段落したと思われる50代、60代における犬の飼育率が高く、これらの世代が犬と暮らすためにリフォームを考えるようになると言われている。近年、住宅メーカーでは「ペットと暮らす家」といった暮らし方の提案を行ってはいるものの、一般社団法人犬と住まいる協会(東京都港区、野中英樹理事長)の小松正幸副理事長は「ハウスメーカーの担当者は犬についての知識が少なく、施主の悩みに対応しているとはいえない」と指摘する。犬と住まいに関する知識の向上を目指し、「犬と住まいるコーディネーター資格」の運営を行っている同協会の取り組みについて聞いた。