2014年上半期のキッチン・浴室の出荷統計、堅調も下期に懸念

システムキッチンのビルトイン機器の装着率は、食器洗い乾燥機が38・2%(同0・7ポイントの減少)、IHクッキングヒーターが30・3%(同1・5ポイントの減少)、ガス・ドロップインこんろが48・4%(同0・8ポイントの増加)だった。食洗機と加熱調理機器(IHとガス)の搭載比率は、ほぼ横ばいで推移している。

システムバスの出荷台数は68万1507台(同1・0%減)、単体浴槽は8万6680台(同28・4%減)だった。単体浴槽の3割減は「システムバスへの切り替えによるもので、想定通り」(同工業会)とする。SB化率(浴室出荷全体に占めるシステムバスの割合)は88・7%(同3・7ポイント増加)と、約9割となっている。

システムバスの出荷別台数は、戸建住宅が38万1231台(同7・3%減、シェア55・9%)、集合住宅が27万1516台(同8・2%増、同39・8%)、ホテルが8765台(同23・9%増、同1・3%)。東京オリンピック開催に向けた旺盛なホテル需要に、ホテル向け出荷が牽引されたかっこうだ。

4月以降も駆け込みの余波

キッチン・浴室の出荷動向を単月でみると、消費増税後の4月以降も2~4ヵ月間は前年増が続いていた。職人不足や工期の遅延で、キッチン・浴室業界には駆け込みの余波があったようだ。

2014年11月06日付5面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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