2014年上半期のキッチン・浴室の出荷統計、堅調も下期に懸念

キッチン・バス工業会(会長=有代匡・LIXILグループ執行役副社長)は、2014年4~9月(14年度上半期)のキッチン・浴室の出荷統計をまとめた。システムキッチンとセクショナルキッチンを合わせたキッチン合計は前年同期比2・3%増の86万8647セット、システムバスと単体浴槽を合算した浴室合計は同5・1%減の76万8187台だった。

新設住宅着工戸数が二ケタ前後で減少する厳しい市場環境のなか、キッチンは2年連続の増加。浴室は1年ぶりに減少に転じているものの、単体浴槽の大幅減によるもので、いずれも堅調な推移となった。ただし、単月でみるとキッチンは8月から2ヵ月連続の前年割れ、システムバスは6月から4ヵ月連続で減少しており、14年度下期以降の出荷動向に懸念を残す結果となった。

システムキッチン7割超える

システムキッチンの出荷台数は63万2338セット(前年同期比3・6%増)、セクショナルキッチンは23万6309セット(同1・3%減)だった。システムキッチンが増え、セクショナルキッチンが減少したことにより、SK化率(キッチン出荷全体に占めるシステムキッチンの割合)は72・8%(同1・0ポイント増加)となった。

システムキッチンのランク別出荷量は、高級品が2万9078セット(同1・8%増、シェア4・6%)、中級品が19万6845セット(同5・8%減、同31・1%)、普及品が22万5409セット(同2・5%増、同35・6%)。普及品が最も多く、普及品と中級品でシステムキッチン出荷全体の6割以上を占める状況に変わりはない。

2014年11月06日付5面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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