国交省=標準見積書策定に手順書、年度内に提示、現場の安全衛生経費、先行する団体の事例をもとに、適切な行き渡り目指す

国土交通省不動産・建設経済局は、建設工事における安全衛生経費(安衛費)の確保に向け、各専門工事業団体が標準見積書を作成する際の手順書を作成する。

安衛費をめぐっては、実務者検討会が提言をまとめている。

内訳を示した上で必要性を契約当事者が理解して行き渡らせるため、負担主を明示する確認表と合わせ、内訳を示す見積書が作成されることとなった。安衛費を、元請けと下請けのどちらが負担するかを示す確認表については各団体が作成し、昨夏公表した。現在は確認表と標準見積書について検討するワーキンググループ(WG)で、各専門工事業の標準見積書について議論。標準見積書は、下請けが負担する経費について記入し、原資を適切に確保するもので、型枠工事と左官工事の団体が先行的に作成したものを検討した。

これらの事例をもとに、国が手順書を作成し、他団体が標準見積書を作成する際に活用できるようにする。

このほか、同省ホームページ上での情報発信を強化する。住宅新築やリフォーム工事の発注者である消費者向けの情報も掲載し、事業者が安衛費の必要性を訴えやすくする狙い。

2024年01月16日付5面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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