
パナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市、山田昌司社長、PHS)は3日、「Panasonic KITCHEN L―CLASS」の新プラン「compact―3plan」の提案を始めた。
資材価格などの上昇で建築コストが膨らむことを避けるため住宅事業者が住宅面積を減らす狭小化傾向への対応が目的。(1)間口2250ミリのコンパクトサイズ(1)有効調理スペースが間口2550ミリサイズの約1・8倍(3)「3つの1・5倍」で使い勝手向上(4)特定のコンロ・食洗機・シンクを採用すると間口2550ミリサイズ比で価格が約11%減――のメリットを訴求していく。
PHSは一昨年ごろから、新築戸建住宅の価格が上昇する中でも自社の水回り製品を拡販するための施策を相次いで打ち出している。
具体的には、新築戸建住宅を供給する事業者が資材価格などのコスト上昇を反映して販売する住宅の価格が上り価格競争力が弱まることを避ける目的で、住宅面積や住宅設備のグレードを見直す傾向が顕在化していることへの対策として、既存の水回り製品の販売においてニーズの低い仕様を排して売れ筋で構成したプランを従来の標準プランより価格を抑えて提案する取り組みを強めている。今回の施策もその一環となる。








