
プライムライフテクノロジーズ(東京都港区、道浦正治社長、以下PLT)は、PLTグループの住宅3社(パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム)を通じて、外構や造園などのエクステリア領域でのリフォームパッケージ商品「e―Flexterior(イーフレクステリア)」の提案を開始した。新築時や子育て期、シニア・介護期、世代交代期などの10~15年ごとのライフステージの変化にあわせた外構・庭の提案を行う。
可変性の高さや温室効果ガス排出量削減などにも配慮する。
住宅価格が上昇するなか、外構費まで捻出できない人が増加することを想定し、居住開始後の庭づくりニーズに対応する。新築戸建市場縮小による事業会社3社の売上高減少分を、「外構リフォーム」の提案強化で補う考えだ。
イーフレクステリアは、可変性の高い素材や工法を採用することで増改築がしやすい外構・造園を提案するエクステリアリフォームのパッケージ商品。戸建住宅の外構の使い勝手や美観を保つことで、良質な街並みへの貢献や地域交流の活性化、将来の売却時を想定した資産価値の維持向上などにつなげる。
PLTグループの住宅3社は、それぞれのブランドで新築住宅の受注やオーナー向けリフォーム、他社住宅リフォームなどを展開しているが、「外構・造園分野の増改築事業は3社の営業活動が手薄な領域」と分析。また、人口減少や世帯構成の変化などによる新築市場の縮小や基本性能の向上と高耐久部材の普及などによるリフォーム需要の減少といった将来の事業環境の変化を想定した場合、「新しい事業領域を開拓する必要がある」と危機感を募らせる。
今回の新提案は、これらの課題を解消するためにPLTが設置したグループ横断のワーキンググループの成果のひとつだ。住宅3社の本業でもある住宅事業の周辺領域でシナジーを創出する。








