2025年12月09日 |
リクルート(東京都千代田区、牛田圭一社長)が運営する「SUUMO」は11月20日、住宅確保要配慮者への理解促進および不動産業界での取り組み活性化を目的とした「100mo!」プロジェクトの一環として第3回「百人百通りの住まい探し100mo!」イベントを開催した。
同社が「100mo!」プロジェクトを立ち上げたのが2021年10月。これまで2回にわたりイベントを開催している。
イベントには会場に74人、オンラインでは約140人におよぶ不動産会社、自治体、居住支援法人などが参加。改正住宅セーフティーネット法が10月1日に施行されたことを受け、「高齢者」および「外国人」という2つのテーマに取り組む不動産会社3社の取り組み事例が紹介された。
今野不動産(仙台市青葉区、今野幸輝社長)は、高齢者の見守りサービスや孤独死保険、保証会社との連携による保証人不在への対応、死後事務委任契約など、リスクに応じた具体策を導入している。ブルーボックス(愛知県稲沢市、山内隆嗣社長)は、高齢者の孤独死増加や築古物件の空室増加という課題に直面し、安心して暮らせる住環境づくりに取り組んでいる。さらに社会福祉協議会と連携したオーナーセミナーの開催により、高齢者の受け入れへの理解を促進している。
