2016年07月12日 |
TOTOミュージアム(福岡県北九州市)所蔵の『初代ユニットバスルーム』が建築設備技術者協会から2016年度「建築設備技術遺産」に認定された。『初代ユニットバスルーム』はTOTO(当時は「東洋陶器」)が開発したユニットバスルーム工法を用い、日本で初めて製造された製品。同工法は1964年の東京オリンピック開催にあわせ急ピッチで建設されたホテルニューオータニに大量の浴室を短工期で施工するため開発された。ホテルニューオータニに現存した最後の1台を移設し館内に常設展示しているもので、浴室の工期短縮や性能向上に貢献したバスルームの原点としての価値が評価された。