2014年08月28日 |
全国中小建築工事業団体連合会(全建連、藤本高信会長)が7月に立ち上げた注文戸建住宅ブランド「ZENN」の特徴は、(1)構造体などに地域のムク材を使用(2)長期優良住宅仕様(3)標準プランに自社独自の仕様を加えることが可能(4)営業ツール一式の提供――など。
開発に際しては利用対象を、住宅性能表示制度を活用していないため長期優良住宅が建築できなかったり、自社ブランドを差別化できず受注が伸び悩んでいる地域工務店に設定。これら工務店の新築ビジネスで実際に戦力になる戸建ブランドとして商品化した。
神奈川県に建つZENNのモデルハウスを取材した。
神奈川県に建つZENNのモデルハウスは、神奈川県厚木市に本社を置く地域工務店・民家工房常栄(山本常美代表)が、約3年前に建築したもの。
同社が立ち上げたブランド「自然素材 元(はじめ)の家」のモデルハウスとして、ブランドを共同で扱う同社が立ち上げた約10社の地域工務店ネットワークが、共同で利用している。