
積水ハウス(大阪市北区、仲井嘉浩社長)は19日、「男性育休白書2025」発表会を実施し、よりよい育休にするカギは「夫婦間のコミュニケーション」の満足度にあるとの調査結果を報告した。
最新の実態調査では、育休は取得したものの家事・育児をしない「とるだけ育休」の割合は減少したものの、意欲はあるものの何をすればいいかわからない「手探り育休」が増えたという新たな課題を指摘。同社はこの傾向について「前向きな変化」と評価する。
「育休取得期間や育休中の役割分担を確認するなどのコミュニケーションをとることで、育休期間中、育休終了後の満足度が高まった」と、家事や子育て、育休についてパートナーとしっかりコミュニケーションをとることが重要とした。
同社は18年から男性育休の取得を促進し、「男性の育児休業取得が当たり前になる」社会の実現を目指している。同社が掲げるグローバルビジョン「わが家を世界一幸せな場所にする」の実現には、自社の従業員とその家族の幸せが不可欠との考えから男性育児休業制度の運用を開始。19年2月以降、対象者全員が1ヵ月以上の育休を取得しており、25年8月末時点で2497人が育休を取得している。








