
トクラス(静岡県浜松市、佐々木良社長)は中高級帯システムキッチン『ベリー』の拡販策として、川下展開を強化する。同社は従来から地域工務店・リフォーム店を主な会員とするボランタリーチェーン(VC)として会費制の『トクラスリフォームクラブ』(以下TRC、会員数約1500社)を運営しているが、10月に入会金と会費が無料の会員制度『ベリープレミアムパートナー』を新設。今後2年間でTRC会員とベリープレミアムパートナー会員を合わせ、VCの会員規模として現状の倍増となる約3300社の確立を目指す。ベリープレミアムパートナーに入会するメリットは、『ベリー』の会員用オリジナル商材が扱える、来春発売予定で現時点ではまだ市場投入されていない『ベリー』の新商品を先行販売できる――など。また、今後、他のキッチンメーカーのVCでは行われていない、会員事業者のキッチン販売に寄与する新メニューをTRCに導入する方向。新設のベリープレミアムパートナーやTRCの強化を『ベリー』の拡販に寄与させ、キッチンメーカー各社が売上規模の拡大を目指している中高級帯キッチン市場で競争力を高めたい考えだ。