旭化成ホームズの2015年3月期第2四半期累計の連結業績が、売上高2560億円(前年同期比7・4%増)で営業利益270億円(同1・6%増)となり、2期連続で過去最高業績(連結決算開示後)を更新した。
〝3本柱〟と位置づける建築請負・不動産・リフォームの3部門のいずれもが増収。建築請負部門は、得意分野の中層戸建てとともに集合住宅が大幅アップとなった。同部門の上期受注額2176億円も前年同期比ではマイナスだが、過去最高だった前期に次ぐ2番目の高水準となっている。
池田英輔社長は、「消費増税後の厳しい受注環境下で、営業現場の健闘による」とした上で、建築請負部門については通期売上高を15億円、営業利益も19億円、期初より上方修正した。
建築請負部門は、昨年10月からの消費増税反動減による厳しい受注環境下でも、〝都市住宅ナンバーワン〟を目指した施策を積極的に展開した。商品面では重量鉄骨システムラーメン構造の3階建て『ヘーベルハウスフレックス』に、オイルダンパー制震装置「サイレス」を標準搭載。従来の2階建てに加え、3階建てを含めて「制震ヘーベルハウス化」を実現している。