三菱電機は、太陽光発電システム(PV)と電気自動車(EV)などの大容量蓄電池をHEMS(家庭用エネルギー管理システム)で最適制御することで、1週間以上の電気的な自立を可能にする「PV・EV連携システム」の実証実験を、大船スマートハウス(情報技術総合研究所内)で開始した。同社は2011年度から、三菱地所ホームなどのハウスメーカーと共同でHEMSの事業化に着手しており、PV・EV連携システムも早期の事業化を目指す。
同システムは、蓄電容量が15キロワット以上のEV1台と6キロワットのPVを新開発のPV・EV連携パワコンでつないだ。パワコンはエコーネットライトの無線通信アダプターが付いており、他の家電機器と同様に、HEMSと生活パターンセンサーによる最適制御が行われる。大容量の蓄電池と創エネ機器、家庭内の家電機器の最適制御により、非常時に1週間以上の電気的自立を可能とする。
2012年5月24日付け4面から記事の一部を抜粋
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