大和ハウス工業(大阪市北区、芳井敬一社長)は15日、2023年3月期決算に関する報道関係者向け説明会を開催した。
連結業績は売上高4兆9081億9900万円(前期比10・6%増)、営業利益4653億7千万円(同21・4%増、数理差異の影響を除くと7・5%増)、経常利益4560億1200万円(同21・2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3083億9900万円(同36・9%増)だった。
売上高、営業利益とも過去最高を達成。退職給付に関する数理差異の影響を除いても2期連続の増益となるなど「第7次中期計画に対して、計画を上回る順調なスタートとなった」(芳井社長)と評価した。
24年3月期の業績見通しは売上高4兆9200億円(同0・2%増)、営業利益3800億円(同18・3%減)、経常利益3540億円(同22・4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2500億円(同18・9%減)。増収減益の予想となったが、23年3月期の営業利益に966億円の数理差異を計上したためで、数理差異の影響を除いた営業利益を比べると7・7%の増益を見込んでいる。