2022年04月13日 |
国土交通省の国土審議会は3月28日に計画部会を開催し、激化する世界的都市間競争での競争力強化や、国際競争力のある産業の育成・創出について議論した。
国交省側は、産業の国際競争力の実態や、大都市のリノベーション、スーパーメガリージョンについて状況を説明。委員からは、都市を東京などから分散させることや、ほかの地方都市を育成すること、東京の低成長に対する政策強化などの意見が出た。
考え方として、「多様な価値観に対応した働き方・暮らし方・生き方を自由に選択できる国土を実現する」ため、地域で「稼ぐ力」を高めていくことを重視する。国際情勢の変化への対応として、停滞するイノベーション力を引き上げ、デジタル化を推し進める方針。東京一極集中の見直しで大規模災害からの被害を緩和する視点も重視するほか、都市がそれぞれに個性を生かし、世界からのヒト・モノ・カネ・情報を引き寄せる力の獲得を期待している。