2016年06月17日 |

どろだんごは授業内である程度磨き、家に持ち帰って約2週間、手でさらに磨きをかけていく。この磨きの過程(どろだんごを〝育てる〟と呼んでいる)で、土の塊が変化し輝きを増していくが、その様子を観察することで土の特性に関心を持ってもらえるという。
同社は、このどろだんごを通じた出前授業を2014年9月からスタートした。これまでに42クラス、1200人を超える子どもたちに同授業を行った。今回の両国小学校では、全学年で実施するほどの人気の授業になっている。こうした実績が評価され、今年3月にはジャパン・レジリエンス・アワード2016(レジリエンスジャパン推進協議会主催)の教育部門で優秀賞を受賞した。
出前授業は全社的な取り組みで実施しており、広報マーケティング部に限らず、総務部門や営業担当部門、また地盤解析部門から講師が派遣されることもある。土や地盤について、子どもたちにわかりやすく伝えることは社員の良い経験になっているという。
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