2014年10月24日 |
TOTOは、車いすから便器への移乗をスムーズにサポートする病院・高齢者施設向けトイレ手すり「前方ボード(スイングタイプ)」を12月1日に発売する。前後に可動するボードが、立ち座り、排泄などの一連の動作を支持する。
同社調査によると、サービス付き高齢者住宅などの車いすの使用を想定した施設のトイレは、室内での方向転換の手間を省くため、便器の後方に入口を設ける「後方アプローチ」型が増えている。後方アプローチの場合、体の回転が少なくなるメリットがあるが、便器前方に手すりなどのつかまれる器具がなかったため、車いす使用者の全介助と一部介助別に空間を提案しなければならなかった。
跳ね上げ式の前方アームレストは、座位保持機能のみだった。同商品は、後方アプローチでも立ち座りのサポートを可能とした。