2024年03月11日 |
大建工業(大阪市北区、億田正則社長)が4月から製品価格を値上げする。
同社は2021年以降、石化製品をはじめとする原材料価格やエネルギーコストが高騰する中で自社努力ではカバーできない部分について、製品の安定供給維持を目的に値上げで補う施策を実施してきた。
今回の値上げ理由は一連の値上げ後も「依然として調達・エネルギーコストが高止まりしているほか、社会的課題『物流の2024年問題』による物流コストの高騰も不可避で、加えて海外製造のMDFも調達・エネルギーコスト高止まりや物流コスト高騰・海上運賃上昇などの影響が出ており、企業努力によるコスト上昇の吸収がより一層困難な状況に至ったため」(同社)で、「今後についても各種コストや労務費の動向に注視しながら必要に応じて対応を講じていく」(同)と説明している。