パナソニックハウジングシステム事業部、再生木質ボード販売を事業化=アブラヤシの廃材利用、国内家具メーカーに製品供給

パナソニック(大阪府門真市、楠見雄規社長)ハウジングシステム事業部は15日、地球温暖化防止の取り組みとしてアブラヤシ廃材を活用した再生木質ボード技術を開発したと発表した。

当該技術を用いて製造した木質ボードは今年度、2023年度の本格的な事業化を控えた事業性調査として国内家具メーカー10社に販売、家具メーカーがベッドやデスクとして一般販売する予定だ。

再生木質ボードの主原料となるアブラヤシは果実がパーム油や食用油、洗剤の原料となるなど利用用途が広いため、アブラヤシはマレーシアやインドネシアなどの東南アジア諸国において商業作物として大規模に栽培されている。

しかし果実の収穫期間である25~30年を過ぎるとアブラヤシは伐採され、廃材となったまま農園内に放置される傾向にあり、放置後の腐敗によりメタンガスを含む温室効果ガスを発生させることが問題視されている。メタンガスの温室効果は二酸化炭素の約25倍とされる。

2021年11月25日付4面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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