2021年05月14日 |
4月以降、国内の戸建木造住宅の構造材に使用される輸入木材の価格と納期に厳しさが増している。
背景にあるのは米国における住宅建築需要の増加と海運物流のコンテナ需要のひっ迫。この状況を受け住宅業界では大手住設メーカーのトップが新築着工に与える影響の可能性に言及したほか、構造材を供給する大手プレカット事業者が受注制限の継続と納期遅延の可能性について取引先に伝達している。
状況の今後については夏前には改善するとの見方もあるが、木造住宅の供給事業者における自社のビジネスモデルに即したリスク管理の重要性が増していることは確かなようだ。