2015年04月30日 |
㈱オウチーノ(本社・東京都港区)はサービス付高齢者向け住宅(サ高住)について、入居対象である60代以上のアクティブシニア330人を対象にアンケートを実施した。アクティブシニアは、サ高住を「知っている」が71・2%と7割を超え、その「知っている」と回答した人のうち「サ高住に住みたい」は20・4%、「住みたくない」は25・1%と4割以上がサ高住に否定的な回答となった。また、「住みたくない」の回答の中には、今が満足という声以外に、「住みたくとも住めない」という何らかの実情を抱える回答も多かった。
サ高住は一般的な賃貸住宅と同じく、最近はシンプルなものから高級タイプまでバリエーションが豊富で、アクティブシニアを意識して個性的な魅力を付加したした物件も登場。その結果、家賃が高騰し、「住みたくても住めない」人が増える可能性もある。同社は、サ高住が本当の意味で「老後の住まい」の受け皿となるには、まだ課題があるとした。